毛布

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いつまでも忘れられないことというと、年齢的には恥ずかしい失敗のほうが多くなってて、もう毎日のように突然失敗を思い出しては、うわ〜〜ってなる。

これはかなり強い情動で、現実にはきっかけや関連がある要素が何もないのに、急に想起されて、しかも意識の大部分を持っていく。さらには「死にたい」願望もセットで付いてきて、これは数分間だけど、まさにプチ・トラウマ級。この場合の「○にたい」は、平安貴族の「世をいとひ御髪おろさむ」と同じって説があって、今の日本人もやるじゃんと思う。
でも周囲から見たら、突然顔を顰めてしょっちゅう「うぁぁ、○にたい...」とか呟いてる人物になる。

あと記憶の話というと、あの有名なマドレーヌかじったら妄想が始まるお話で、1回はきちんと読んどいたほうがいいんでしょうけど、でもあれにはマドレーヌ→おばさんのマドレーヌ→コンブレー、という連想要素があるし、妄想こそ延々と長いけど、挙動不審になって死にたくなるような強いものでもない。こういう、ちょっとしたことがきっかけでちょこちょこと幼少期の意外な出来事を思い出す、これも意外と楽しい。

あとは、久しぶりにやるゲームで、敵がやたらとディレイをかけ切り込んできたのに、なぜか咄嗟のローリング操作で回避できてしまった。これは忘れられないというよりは、手が覚えていて意識下で適切に処理されたような記憶。

こういうふうに、過去の忘れられない、ふと思い出される、そもそも認識もしていなかった記憶がちょこちょこと現実に登場する。変化のない日常で退屈しないために、そして辛い日常から現実逃避するためにも、けっこう有り難い仕組みなのかも知れませんぜ、ねぇ旦那。

5/10/2026, 1:01:56 AM