けっこう前に、すごく不思議な夢を見た。そこは無数の噴水がある広場で、周りは城壁のような高い建物で囲まれていて、空は夕方ぐらいの暗さだった。床のタイルは噴水で水浸しになっていたが、明かりに照らされて水面は黄色のやさしい色に反射していた。そんな中に私と一匹の猫がいたのだが、どうやらその猫は私の愛する人が私と仲違いした結果姿を変えたものらしく、私は仲直りをするために必死で猫を追いかけていた。だけど途中で目が覚めてしまい、夢はそこで終わってしまった。
　あんな夏目漱石の夢十夜みたいな夢は、その一度しか見たことがない。叶うならあの夢の続きが見たい。

1/12/2025, 6:19:42 PM