太陽のようなあなた。
今日は雨で、雲間もないほどに空は雨雲で敷き詰められていて、一筋の光だって見えないのに。
私のそばにはあなたがいて、
分け合った傘の下で、私には眩し過ぎる微笑をたたえて、柔らかな眼差しをこちらに向けている。
この傘の外側は雨色に染まっていて、
何の色も見えないような灰色の世界なのに、
今にも虹が掛かりそうだとさえ錯覚してしまう。
だって、あなたがいるこの傘の下は、
あまりにも明るくて、暖かくて、
あなたが近すぎて、あついほどで。
ああ、私、どうしよう。
この瞳はもうあなたしか目に入らないのに。
鼓動が痛いくらいで、
どうしようもなく落ち着かなくて、
あなたを見ることすら出来なくなりそうで。
でも、本当に、しあわせで。
…しんでしまいそうだわ。
2/23/2023, 2:56:19 AM