小絲さなこ

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「パンケーキは飲み物です」



「うわあ〜あ」

声を上げ、彼女は瞳を輝かせた。

「すごぉい、ぷるぷるしてる!」

そう言って、彼女はパンケーキをフォークの背で撫でる。

「いいから食え」

作った俺が促すと、彼女は両手を合わせて「いただきます」と瞼を閉じる。

「んん〜!なにこれぇ〜!とろとろ〜!」
「……ど、どうだ?」
「美味しい……はぁ、パンケーキって飲み物だったんだね」
「いや、どっちかっていったら粉もんだけど」
「メニュー名は『パンケーキは飲み物』で決まりだね!」

そう言う彼女の瞳はキラキラと輝いている。まるで満天の星空のように。


「いや、粉もんだから」


────星のかけら

1/10/2025, 8:09:43 AM