紅葉が枯れ落ちる、雪が舞い落ちる。 こうやって「落ちる」には様々な使い方があると思う。「落ちる」と聞くと、受験に落ちるとか成績が落ちるとかどうしてもネガティブで暗いイメージが浮かびがちだ。仮にこの世で落ちるものがなにもないとしよう。自然のものも自分に必要な力もそのすべてを維持できるとしたらどうだろうか。最初は嬉しいかもしれないが、徐々に薄れて飽きてくると思う。紅葉や雪、生き物は自然の中で生まれたもので人間の力ではその寿命を延ばすことはできない。改めて考えると、すごく儚いことだと思う…でもすべての命に限りがあるからこそ人は自分が生きてるこの世界にあるものを敬い、尊重しそして大切にしようと思えるのではないだろうか。人生は挫折と経験の積み重ね。時には今までの努力が報われず、悔しい思いをすることもあるだろう。でもその経験があったからこそなにかを達成でできた時の嬉しさや喜びを心いっぱいに感じることができるんだと思う。人はその感動を味わうために、夢や目標に向かって精一杯努力し前に進んでいく。雪のように舞い落ちるから美しさに心癒され、遠くにあるから綺麗だと感じるものもある。改めてあたりを見渡してみてください。何気なく着ている洋服、出逢ってきた大切な人生活に必要なものそのすべてに限りがあります。だからといって終わりの時を恐れるのではなく、寿命が来たときに「今までありがとう」と心からの感謝を伝えることができるように、「今」あるものを当たり前だと思わず、1日1日大切に過ごしていきたいですね。疲れた時は自然の中に身をゆだねぼーっとする時間も素敵だと思います。天気のいい日はちょっと外に出て、普段見られないもの・身近にあるけどなかなかじっくり見ることがないものに触れてみてはいかがでしょうか?大きく深呼吸をして気持ちを新たに笑顔で明日を迎えることができますよう、そして忘れかけていた感謝の気持ちを想い出しこの作品を読んでくださった方々の背中を少しでも押すお手伝いができていれば嬉しいです。
11/23/2024, 11:08:20 AM