NotNoName

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我々の国家は今終わりを迎えている

世界の果ての暗闇に築き上げられた我々の国家は

突如光に照らされ轟音に包まれた

すべては我々よりも遥かに巨大な存在の仕業である

それは国家の防壁となっていた物を取り払い

何もかもを巻き上げるような強烈な嵐を起こした

生の儚さを不意に知った 嵐を前に我々は無力であった

我々は国民であったことを誇りに最後を受け入れた



…ほこり目線なら今こんな感じなのかなと空想しながら

部屋の片隅にある本棚を動かしその裏側へ掃除機をかけた

12/8/2023, 6:20:53 AM