書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「『4分33秒』なんて思い浮かぶね」
「何が?」

「ああ、今回のお題が『空白』なんだけど、小説とかは紙がもったいないので多数のページにわたっての空白とかはほとんどないんだよね。なくもないところがおもしろい」
「なるほど。空白の本は泥棒が中身を盗んだみたいな話もあったような」

「カバー、装幀や本文での遊び要素としてあったりするね。絵本でも空白の演出や真っ黒な演出もあるし」
「おー。なかなか自由だ」

「空白の本として出回っているのは後は束見本かな。出回っちゃダメなやつ」
「何それ」

「本の格好をしたノートみたいなものだよ」
「へー」


お題『空白』

9/13/2025, 11:05:26 PM