痩せ細ったあなたの手を握って白い鳩が飛んでいくのを見たこの部屋で今眠るは私白磁色の天井、肌、におい辿るあなたの思考、記憶、言葉濁っていく 真冬の空のように失われていく光の向こう側スライドしていく写真は鮮明に覚えていて此処はあまりにも考える時間があり過ぎて忘却という暇を与えてくれない弱々しい呼吸を吐いては繰り返し焼き付いて離れないあなたの笑顔を夢に見た
8/2/2023, 9:41:54 PM