白や青の小さく可憐な花。勿忘草には、伝説がある。
騎士ドルフは恋人デルタのために河岸で花を積んでいる最中、足を滑らせ川に落ちる。積んだ花だけを岸に投げ「Vergiss-mein-nicht!」私を忘れないで、とだけ言い残し川に流され亡くなった。
悲恋伝説。こんな間抜けな死に方が綺麗なんだって。
なら、私の恋人の方が、綺麗に決まってるじゃない。
私の病気、持ってっちゃうんだもん。
私に心臓、くれたんだもん。
ドナーになって、笑っていなくなった。
貴方がくれた小さな花。
ねぇ、今日も鼓動が穏やかだね。
忘れるわけないよ、私の愛しい人。
2/3/2026, 8:44:35 AM