触ったら崩れ落ちそうな、
脆く危うい繊細な花のような君。
君は優しすぎる。
優しすぎるが故に
自分を犠牲にしてまで人を助ける。
みんなが君を
〝強い〟〝憧れる〟〝かっこいい〟
などと言っていた。
だけど僕は知っている。
君は優しいから誰にも弱みを見せない。
本当の君は〝か弱い〟〝繊細〟
って言葉が似合うくらいな人。
優しいが故に傷つきやすく、
自分より人のことを考えるから
自分の心の傷に気づかない。
そのうち手当ができないくらいの
たくさんの傷を負って、
取り返しがつかなくなるんじゃないか、
君が壊れてしまうんじゃないかと
僕は怖くてたまらない。
だから、僕は君を繊細な花のように
扱い傍で何時でも支えれる人になりたい。
【繊細な花】
#61
6/26/2023, 12:16:26 AM