相合傘で嬉し恥ずかしのドキドキなんて
漫画の中だけのシュチエーションでしょ
と思っていたけれど
世の中には実際に実行して
漫画と同じような展開になる人も
いるのだとか
となれば、
現実が先で漫画が後——だったのかな
若かりし頃
かつての連れ合いと
相合傘をする状況があった
急な大雨の時だったかな
滅多に傘なんかささない人が
入れて、と言ってきた
いいよ、と答えて傘を差し出したけれど
正気かコイツ、と思ったのも事実
だって
身長差30cm以上、
体重3桁に迫るドデカい人だったんだもの……
傘は当然、持ってくれたよ
気遣って背中丸めて、
こちら側に傘を傾けてはくれたけれど
漫画のように
雨粒はまっすぐ降ってくるわけではないからね
ほかにも要因あるけど
主に体と傘の大きさが
そもそも釣り合ってないとか
結果として、
お互いに無事だったのは
頭のてっぺんぐらいだったよ本当に
連れ合いの車に乗って
傘の意味ないじゃーんと
お互い大笑いしたけれど
ただの『何なのこの状況』が笑えて
互いに笑い合って流せてたことって
なかなかすごいことのように思う
え、相合傘の感想?
二度としたくないな、私は!
ずぶ濡れになって
コンビニで二人分のタオル買うより
最初からビニール傘買った方が良かったもの
濡れても不快さがなくて
すぐ乾いちゃうような
ファンシーな雨が降っていたら
私と連れ合いでも
少女漫画のような感想になったかもしれない
……傍目のことは考えちゃいけません
まずは浸り切ることが第一条件だもんね
多分!
6/20/2024, 4:10:23 AM