「 通り雨 」
狩りに行く前、ほんの少し小雨がいたせいか狩りが終わる頃には少し本格的に降ってきてしまった。
「 … ぁ 、 雨 …… 。 」
森の中なので勿論雨宿り出来る所も無く、小走りで来た道を戻り数分すれば、対抗側からガサガサと音が近付いてくる。
“ 獲物か 、 ? ” なんて思いながら一応、弓を構えて。 ようやくその音の正体が見えれば自分も相手も唖然とした
「 … なんだ 、 頼重殿か …… 。 てっきり 獲物かと 思いましたよ ,, 」
「 いや 〜 、 すみませぬ 。 雨が降って来た と思い 時行様 1人では 危ないと 思いまして 、、 」
「 ……… それなら 雨が降る前に来て欲しかった です 。 」
「 ふふ 、 でも 通り雨で 良かったでは無いですか 。 これ以上 降ってたら 風邪をお引きに なられまする , 」
「 確かに そうですね 、 … 帰りましょっか 、 今日は お肉パーティー ですよ !! 」
「 勝つまで逃げよ __ 」
9/27/2024, 10:44:08 AM