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22年前私は生まれた。
その時の私より大きな存在から見れば、私の命は小さな命だったろう。私は強く大きく泣き叫んだ。力強い声は何を伝えていたのだろう。もしも生まれる前の私がこう生きていけたらいいなと思い浮かべたのなら今の私になれているのだろうか。私はいつもこのことを考えると迷わずなれていないと答える。私は醜く、卑劣で、度胸なしの卑怯者だと。そう。私は自分で自分を癒せないのだ。
小さなかけがえの無い小さな命として生まれた私は時間をかけて卑屈な人間になってしまったのだろうか。
こんな私でも人を幸せにしたい、愛し愛されたいと考えてしまう。小さな命が醜く歪んで成長した私、こんな私でも幸せになりたい。頑張って生まれてきた小さな命だった私を安心させてあげたいのだ。

2/24/2024, 12:36:50 PM