朝ゴミ捨て場に行くと
「拾って下さい」
そう書かれたダンボールが捨ててあった。
ダンボールを開けると
とても小さな子猫が入っている
色は雪のように白くて
目は開いておらず
手足もフラフラしている
か細い声でにゃーにゃー泣いている。
ゴミ捨て場にはまぁまぁな量の
ゴミが捨ててある。
「誰も拾ってくれなかったのか」
僕は猫の顎に指を持っていき下あごを撫でてあげた。
だが動物を飼った事もないし、仕事で家にいる時間も多くない。
「ごめんね、僕は君を連れて帰れないんだ。」
そう言って僕は仕事に行った。
だが、仕事中も子猫が気になる。
もう誰かに拾ってもらえただろうか、
いやでも、まだあそこでか細い声で鳴いているのかもしれない。
僕は定時になって少し早歩きで朝猫がいた
ゴミ捨て場に向かった。
たどり着いたゴミ捨て場に行くとダンボールだけがポツリと置いてあった。
蓋が締めてあり、か細い声は聞こえない。
僕はそっとダンボールを開いた。
その中には子猫が丸まって眠っている。
「寒かったろう…ウチに来るか✨」
僕は猫が入ったダンボールを抱えて家に帰った。
「名前は…雪のように真っ白だからユキちゃんだね!」
それがこの子との出会いだった。
11/16/2024, 2:14:34 AM