恋するロマンチストな乙女

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雪。あー。今年も、白い雪が降る季節がやって来た。寒そうに、手に白い息を吐きながら、手を温める私に、貴方は、そっと、バックハグをしてくれた。不意打ちが弱い私は、驚き、「ひゃっ!」と思わず声を上げた。「ど、ど、ど、どーしたの⁉️急に!」と驚きを隠せず、動揺している私に、貴方は言った。「だって、君が凄く寒そうにしてたから、俺が温めなきゃって思って…」とうるうるした瞳で話す貴方…そんな貴方を思わず愛おしそうに見つめ、笑ってしまう私…あーぁ。何時までもこんな幸せな時間が永遠に続くなんて…ホントに幸せ。ずっと待っていた…私は、この幸せな時間を心から愛する誰かと過ごせる日を…ずっと夢見ていた…なのに、その幸せが今、目の前にあると思うと、嬉しいのに、逆に、「今あるこの幸せな日々を壊さない様にしなくっちゃ!」と少しプレッシャーや責任感に追われてしまう…でも、そんな心配なんて要らない。だって、私は、知っている。貴方が私から離れて行かない事を…だから、私は、安心して良いんだ…「今あるこの幸せが永遠に続く」と。

1/8/2024, 2:57:27 AM