よく夢を見た。あの頃の夢。
夢の中であの子はいつだって僕より少し前にいる。
信号は点滅してて、あの子は言う。
「あ、信号ぽかぽかしてる。」
チカチカじゃないのか
と僕が思ってる間にあの子は走り出す。
場面は変わり、僕達は中学生。
少し大きくなった僕が、
僕より少し背の低いあの子に手を振っている。
あの子はすぐに「じゃあね。」って離れてく。
その背中を僕はずっと見つめる。
小さくなってくあの子を見つめながら、
僕はなぜだか痛む胸を押さえる。
夢の中なのに喉を通り抜ける風がひやりと冷たくて
僕は泣きそうになる。
11/21/2025, 7:28:26 PM