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お題:タイムマシーン

 ある博士が人生の大半をかけてタイムマシーンを作り出しました。
博士はタイムマシーンを作って未来へ行けば、未来よりもっと良い未来ができると信じてました。

 博士はタイムマシーンに乗ると座標をしていし未来に進みました。

博士は胸を踊らせながら未来へ行った。
「きっと素晴しい未来が待っているはずだ」
博士はタイムマシーンからおり、外に出ると愕然とした。
 辺り一帯には無人の荒野。
博士の知る場所と同じ場所に行くようにしていました。
博士はきっと人の居ないところに着いたのだろうと思い周囲を歩いた。
けれど人や生き物や植物すらなかった。

 そんな中歩いていると、荒野の真ん中に紙切れが落ちていました。
博士はボロボロの紙だが、恐らく新聞か何かだろうと思いました。
文字は博士の知る文字のようでした。

新聞の内容を要約すると
百年前の人類最大の発明の機械を巡って各国が戦争を行い、核爆弾を使用し人類の大半は死滅した。生き残りももうすぐ絶滅するだろう…

 博士はこの記事を読むと血の気が引く中、よろよろとタイムマシーンに乗り過去へと戻りました。
そして人生をかけて作ったタイムマシーンを壊してしまったのでした。

未来を知るほうがいいのか、知らない方が幸せなのか。
それは神のみぞ知るのでしょう。

1/23/2024, 5:09:54 AM