両腕を枕に机に突っ伏した姿。連日の疲れなのか、よく寝ているようで。伸びた手のひらにそろりとゆびさきを這わせると、夏でも少しひややかな僕の指にぴくりと反応する。けれど、起きることはなくて。少しばかり安堵する。腕の隙間から見える、伏せられた瞼。薄い唇。吸い寄せられるように、ひとつ。そう、これはあなたにも『誰にも言えない秘密』。
6/5/2024, 2:03:07 PM