Rutu

Open App

私、今、この人と居られて幸せ…

大切な人、見つかったんだね。お幸せに…

私が言葉にするのはきっと…

先輩が卒業してからというもの、私は虚無虚無プリンのように、生きることさえ楽しくないと感じるようになってしまった。それでも、毎日毎日私の心は修復を続けた。走る時は前に先輩の姿が見えた。何気なく校内を歩いていると、先輩の笑い声が聞こえた。誰もいない3年の教室を1人で覗いては幻のように先輩の座る姿が浮かんだ。何をしても先輩のことばかり。私はずっと心が空になったままなのだろうか?
今日もまた1つ、思い出した。先輩がいた頃には、私は先輩をgoalに思い浮かべた。そしてgoalに向かってひたすら走っていた。先輩を見る度に部活の熱は燃え上がり、私はまさに絶頂に立っていたのだ。いつも1人で練習しているこの場所も、あの時は先輩で溢れていたのだ。今はもう、先輩の姿が消えてしまって見ようとしても見えないんだ。

あの日、夢見た先輩の隣。未来の私は叶えられたかな。


幼馴染くん。彼女さん、できたんだ。そっか。おめでとう。…え?私、元気がないって?そ、そんなことないよ!バッカじゃないの?き、君に彼女ができるなんて思ってもいなかったからびっくりした…だけだよ。…君が私のモノになっていてくれれば良かったのに。なんでもないよ!そっか、じゃあ、君は彼女さんと上手くいくといいね。まだ学生だけど、長く続くこともあるしね!
何かスッキリしたと感じる気もした。それは気のせいなんだ。きっと。本当に思ってもない出来事だった。そんな時に

「そんなん、嘘に決まってんじゃん。明日、来ないんでしょ?エイプリールフール、お前にも引っかけてやりたいって思っただけだから笑」

君からこぼれた真実。エンマ様、許してくださいと可愛く頼む君は、私をまた期待させてしまうんだ。

「なんでそんな嘘、つくの?もう、嫌い!」

少しだけ安心して、嬉し涙が出てしまった。君は私を幸せにしてくれる?

3/31/2023, 12:28:52 PM