「なぁ」
「なに?」
「今の任務が片付いたら海に行かないか?」
いつもの時間いつもの夕陽約束もしてないけどいつも2人で夕陽を眺める。そんな日が続いたなんてことない日にアクセルはいつもと違うことをいう。
「急だね」
「偶には俺たちだって休暇が必要だと思わないか?」
息抜きも大事だろ?とアイスを食べながら夕陽を眺めている。
楽しみな気持ちと悲しい気持ちが混ざり合う。
「私と?」
「…他に誰がいるっていうんだよ」
私は知ってる。
本当の本当は3人で行く約束をしていたこと。
「そう、だよね」
「んで?行くのか、行かないのか…どっちなんだよ」
「行きたいな。私まだ海を近くで見たことないの」
私の答えを聞いて満足そうに笑う彼
アクセルといると嬉しいような苦しいような気持ちになる。
「よし!決まりな…ってなんて顔してんだよ」
表情に出ていたのかこちらを覗き込んでくる
「約束だからね」
「あぁ、お前もだぞ。ちゃんと記憶したか?」
「もちろん」
明日ですら存在しているか分からない不安定な私たち。
それでも未来を約束してあなたと繋がっていたい
-未来-
6/18/2024, 8:43:15 AM