ひのね

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木枯らしがびゅうびゅうと吹き、そのあまりの寒さに思わずぶるりと身を寄せる今日この頃。
窓の外をぼんやり眺めていると、荒々しい風と共に、ひらひらと木の葉が舞っているのが見えた。それはまるで足並みを揃えてくるくる回る踊り子のようであった。その足並みは非常に激しく、しかしとても優雅であった。1、2、1、2と練習の成果を観衆に見せつけるかの如く力強く全身でその魅力を表現する。
その後木枯らしは満足するまで踊り終えたあと、まるで終焉を告るかのように空の彼方へと勢いよく舞い上がり、散っていった。

#木枯らし

1/18/2024, 2:41:00 AM