『快晴』
ノイズ混じりにメガホンから音声が告げられる。
「本日快晴なり、皆さん、どうかよい休日を」
鳴り響いてた朝の合図。いつ頃からだったかは定かではない。政府が作ったものなのか、あるいはこのグループ特有の合図なのか。それは定かではない。
とにかく、この音声の後に、地中の扉が開いて、一日を始めるのだ。
ある者は笑いながら外に出て居たが、時期に扉が開いても動かなくなっていく。そのうちに合図は消えて、そこには骸だけが残った。
それにしても、不思議なことである。快晴など、ここ数十年は観測されなかったというのに。なぜ快晴が合図なのだろうか。希望を謳いたかったのかもしれないし、暗号に似たなにかだったのかも。
まぁ、それを確認する術ももうないのだが。
4/14/2026, 9:35:32 AM