恋物語

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あんまり気にしなーい♪♪
ポジティブ思考を極めている私は今日も変な替え歌を歌いながらベッドでのびのびとしていた。

この間、黒歴史を作った。というか、私の性格上「やらかす」ということは日常茶飯事で、階段から派手にずっこけたり、変な敬語を使い先生に注意されたり、、
日々「やらかしエピソード」を増やし続けている。

だが、そんな私でも限度というものがある。塵も積もれば山となる、本当にその通りだ。
ついに先生の怒りを買ってしまった、その後しっかり反省し夜はしっかり泣いた。
ここで冒頭へ戻る、枕を濡らしたっていつかは睡魔に負けるのだ。睡魔に打ち勝てなかった私は寝た。爆睡した。

次の日は学校もなく澄んだ青空が広がる最高の天気だった。
目が覚めて一番最初に思ったことは「朝ごはん食べたい」。
湿ったまくらの事なんか気にもとめずにリビングへ足を運んだ。

んふふ
ホクホクとまだ溶けきってないバターを溶かしながら焼きたてのトーストを口に入れる。
うんめぇ。
一口一口噛み締めながら日常を味わった。

能天気な私は、過ぎたことは気にしないスタンスで生きていこの日をる。怒られたって気にしない、まぁ、ちょっと気にするけど、、
過ぎたことはしょうがないと思い、反省して次に活かそうとする。偉い、偉い。

こんな私でも過ぎた日をいつまでもいつまでも噛み締めていることがある。そう、今も。

JKになり、青春すっぞ!!と意気込んでめでたく初彼氏ができた。
初彼氏との初デートはもうとっっっても楽しくて次の日、浮かれすぎてそれはもう盛大やらかしたのも今ではいい思い出だ。

自分の机の引き出しをガラガラと開けると顔を出す、それは彼がくれた一通の手紙。
中身は「大好き」ということが書かれている。
きっとこの手紙がある限り、そして私の記憶に残る限りいつまでも、いつまでも噛み締め続けるだろう。

私はこの日を想う。





過ぎた日を想う

10/7/2024, 9:41:17 AM