今回で100作品目だ。
去年の11月20日から数えて、今日でちょうど100日目である。この場に私という作家の作品にキャンドルを点けて以降、今日まで32,078文字分の作品を積み上げてきた。
原稿用紙およそ80枚分である。文庫本サイズにしたら64ページしかない。手に持って良い具合の厚さになるには、あと100作品も書く必要がある。かと言って、そこが私のゴールではない。
もし一年も書き続けて、365作品も書き上げたら何が起ころうか。書く習慣を極めた者の先には、一体何があるのか。
ちなみに、100作品を目の前にして私は100って案外少ないなと実感している。
名久井直子の『100』という写真絵本を見ても思ったが、口や指で数えれる数字はやはり少ない。しかし、空間や隙間に安心感を覚える。私の100作品もまだ空白がある。夢を語れる。想いを載せられる。たましいを築き上げられる。
きっと私は、200、365と作品を書き上げても、まだまだページの空白があるではないかと健気に軽率に貪欲に文学を書いていくだろうよ。
(250226 記録)
2/26/2025, 12:07:39 PM