ハピエン厨

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その瞬間、時計の針で刺されたように動けなくなった。

進んでいく時間。何も最後までやりきったことがない自分。段々と自分が見る世界が汚くなっていくんだ。と笑っていた幼なじみの彼が昨日、死んだことを母から告げられた。

隣に私が居なくてもこれからの道、幸せな人生を歩んで欲しいと願っていた彼が。
彼はいつも明るいから「弱音を吐くなんてらしくないね」なんて言葉が大事な、大切な彼を追い詰めてしまったのだろうか。どくどくと心臓が早まりぐるぐると頭の中が掻き回される。

あの日から時計の針はずっと刺さったまま、

2/6/2024, 6:32:31 PM