たーくん。

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雲一つない、見ていると吸い込まれそうになる青空。
真っ先に思い出すのは、家の窓から空を見上げる君の姿。
君と出逢って、僕も君の影響を受けて空が好きになった。
……今、君はどこかでこの空を見ているのだろうか?
君は数年前、僕が玄関を開けたと同時に家を飛び出して、そのままどこかへ行っていなくなってしまった。
二日後に、ようやく君を見つけた時には……ぐったりしていて、そのまま天国へ……。
今思い出しても、自分の不注意に後悔する。
あの時、ドアを開ける前にしっかり周りを確認していれば、君があんな目に遭うことはなかったのに……。
しばらく青空を見ていると、太陽の光が顔に当たり、思わず目を瞑ってしまう。
もしかしたら、この光は君が僕を励ましてくれているのかもしれない。
いつか僕が空へ行くことになったら、一緒に雲の上から空を見よう。
太陽の光を浴びながら、薄目で再び空を見上げた。

5/6/2026, 12:00:45 AM