僕は完璧である。
僕は世界を作ることができた。花を咲かせることができた。水を作ることができた。生命を作ることができた。太陽を作ることができた。殺しをすることができた。僕はありとあらゆるものをつくり、こわすことができた。
なのに「完璧なものなんてない」と言う輩がいる。
想像物の分際で。そんなことを言えるのはきっと自分への慰めだろう。なんと劣った思考なんだ。
僕はなぜ、認められないのだ。こんなにも完璧だというのに。こんなにも孤高だというのに。
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解読者へ
彼は頂点に立つものだった。万物の想像主だった。だが、彼は1部の狂人から虚像の姿を崇められるだけであった。それは何故か。照らしてくれるものがなかったからである。彼はいつだって完璧である。それがみえないだけで。
穴だらけの者より
1/9/2023, 5:36:20 PM