万点

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         ➖些細なことでも➖



  俺の親友は、俺より先に飛び立ってしまった。

(陽斗)夢月、、ごめんね、僕もうダメみたい。

(夢月)陽斗!!まだ逝くな!俺を残すのかよ!!

(陽斗)最後に、、、す、、、だよ

(夢月)なんだ!陽斗!
  
    ピーピーピー 先生もうダメです!!

(夢月)俺を、、残すなよ、、、寂しいじゃんか、、

  俺の中学からの親友、陽斗は体が弱く、高校卒業する
  前に白血病で亡くなってしまった。



     1年後


(??)あら、夢月くん、来てくれたのね。

(夢月)あ、陽斗の母ちゃん。当たり前ですよ、、
            俺の大切な親友の命日だもん。

(陽斗の母)ふふっ。相変わらず、優しいわね夢月くんは
      そういうとこに惚れたのね。あの子、、

(夢月)どういうことですか!?

(陽斗の母)これ、夢月くんに渡すわね。

(夢月)これは、、、手紙??

(陽斗の母)この手紙ね、あの子がまだ、体が動いてたと
      きに書いていた手紙なの。

(陽斗の母)全部、夢月くんへの想いよ。
      読んであげて。
      渡す前にあの子、逝っちゃうなんて、、

(夢月)陽斗の母ちゃん、、ありがとうございます。
    
  俺は、陽斗のお墓に手を合わせたあと、家に帰り、
  手紙の中身を読んだ。
  読んだら、また、寂しくてたまらない気持ちになりそ   
  うだったが、陽斗が精一杯書いた手紙だ、読まないわ
  けにはいかない。

  〇〇年〇月〇日   今日は晴れ

  夢月へ
   
 夢月、、君がこの手紙を読んでいるってことはもう
僕は居ないってことかな。ほんとに、寂しくなりそうだ。
初めて会ったのは、中1のときだったよね。
病弱な僕を君は優しくしてくれた。その後も仲良くしてくれて嬉しかった。君との日常はめっちゃ楽しかったよ。
 前置きはこれくらいにしとこうかな笑
君に黙ってたことがあったんだ。言わないまま死ぬなんて僕にはできない。だから、言わせて。
夢月、僕は君のことが好きだよ。友情の好きじゃなくて、
一人の人間として君が好きだ。
告白、直接したかったな。
恥ずかしくて、怖くて、僕にはできなかった。ごめんね。
でも、最後に言わせてもらったよ。
返事、待ってるね。生まれ変わったらまた一緒がいいな。
          
                      陽斗より

   俺は涙が止まらなかった。

(夢月)そんな、大事なこと、、早く俺に言ってくれよ

(夢月)些細なことでもなんでも、言ってほしかった、、

(夢月)もちろん、OKに決まってんじゃん、、、

(夢月)俺、生まれ変わってもぜってぇ、お前のこと
    忘れねぇから。


ーーーーーーーーーーーいつかの日





(??)な、なぁ、俺と友達になってくれねぇか?

(??)ん、、?ぜひ!僕も仲良くしたいな!
    名前なんて言うの?

(奈月)奈月!鹿島 奈月だ!

(秋斗)僕は、斎藤 秋斗だよ!よろしくね♪

(奈月)あぁ!



  この話はフィクションです。






 

9/3/2023, 10:47:25 AM