モノクロ
気づいた時には、鮮やかな日々が
鮮やかだったはずの日々
いつの間にか
だんだんとゆっくりと溶けて混ざり
黒くなっていた
楽しかったことも
なんで好きだったのだろうと本気でわからなくなった
黒い世界、色のない世界に あなたがあらわれた。
1つの朱がさす。
そこから、ひとつ、また一つと、色が増える。
見える。
そこに、見えるように色を置いていく。
キャンバスに、たくさん色がのって、眺める。
あなた以外ではきっと、色がないままだ。
混ぜたい、色を混ぜた世界をみたい。
あなたの彩った世界なら
きっと黒くならない。
あなたと出会えて、私は幸せ。
9/29/2025, 1:46:00 PM