厳しい冬の朝に見たことだ。良く顔を見ていた野良猫が道路で冷たくなっていた。少し手を合わせてから学校に出掛けたが、帰る頃には亡骸は消えていた。誰かが弔ってくれたのだろうか。私は、彼女に何かできたのだろうか。昼間の暖かい太陽の下、彼女が私の家の縁側で毛づくろいをする幻想を思い浮かべて、すぐに消した。また会えたらその時は___。だなんて都合が良すぎるか。
11/25/2021, 10:55:06 AM