うり

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幾度となく通り雨に撫でられる

晴れていたから
傘なんて当分いらなかった

渋々取り出した傘は
穴が空き 雨垂れを弾くことも忘れていた

陽のおかげで
暫し不要だった傘

頬を拭いながら
太陽の暖かさに想いを馳せる

傘の穴から陽が漏れるまで
これで凌ぐのだ

つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字

9/28/2021, 3:46:56 AM