灯りが
ぽつぽつと
道を照らす時刻。
近年、
どの街も過疎化問題が
急に加速している。
そのため
過疎化が深刻になり
別の街へ皆で引っ越す、
という騒動が増えている。
私は理由に
大体検討がついている。
神隠しだ。
どの街も
三三峠を中心に円を描くように囲んであって、
どの街からも
三三峠に入れてしまう。
恐らく何らかの逆鱗に触れたんだろう。
最近は調査員のような人たちが
よく三三峠へ入っていってたし、
お供えのお神酒は古いはずだ。
そして神隠しに会っているのは
高齢者や子ども。
もちろん、
気づかれにくいからだ。
高齢者と子どもは
仕事をしない。
仕事をしないと顔を合わせることが
ほどんどないから
気づかれにくい。
それにどの街も広いから、
最近あの人見かけないね〜ともならない。
怖い話だ。
薄々気づいてる人はいるだろうけど、
今の街にいる人のほとんどは
過疎化の街から引っ越してきた
よく知らない人だ。
情報を共有・交換することが
慎重になりがち。
"Good Midnight!"
この街も
もう数十名となってしまったので
遠くの街へと引っ越してしまう。
次が三三峠を囲む最後の街だ。
次は自分かもしれないという
底知れない恐怖が、
皆の足を最後の街へと動かしていった。
2/28/2026, 4:40:22 PM