ああ、世界の端っこは
どんな匂いがするのだろう
ねぇ、あの雲の高さなら
この暑さも嘘なのかな
この道はどこまでいったなら
突き当たりに出会うだろう
なあ、この空の青色は
どこから藍に染まるかな
心は世界の端っこへ
退屈な日々は雲の向こうへ
遥かなどこかの岬を
この道の果てを夢想する
もう心地よい日常は食べ飽きた
飽き性ですまないね
お上品な日常も、
鉛色の心臓も、
なにもかも、この身体ごと全て、
第三宇宙速度で投げ出そう。
さあ、ゲテモノのフルコースを。
高く、高く、
遠く、遠く、
この世界の外まで、
神の目すら逃れるほど遠くへ、
僕を連れ去ってくれ。
(冒険)
7/10/2025, 1:49:46 PM