歳を重ねれば重ねるほど、しがらみに囚われる。
人間関係は拡がり、あるいは狭まり、立場は変わる。
重ね重なり重ねられ、知識と経験は貯まっていく。
それらは成長と同時に複雑に絡み合い、やがて私を雁字搦めにしていく。
成長と言えば喜ばしいが、結果、純粋な心は削られて、素直さは小賢しさに取って代わられる。
信じて進んだその道で、ある時ふと思うのだ。
子供の純粋さ、新鮮さと言うのは得難いものだったのだと。
そして、愛おしく、眩しいその輝きを、子供たちに感じ、大切にしたいと思うのだ。
時間は止まらない。
無理難題と分かっていても思わずにはいられないのだ。
いつまでも……
- 子供のままで -
5/12/2024, 11:55:41 AM