薄青の空が暗がりを染め、徐々に街を明かしていく。きらきらひかる水面の凹凸は反転した夜空に見えた。地平に進む私有船。明日は鈍足にも着々と。/未来への船未来とは漠然とした将来設計ともいえ、また数秒先、一秒先をもいう。明日という日が来るのか、夜は明けるのかという不安は誰しもにあるもので。それに反し、明日が来るなと願う人もいる。すべてが、曖昧な概念で、それが美しいと思える。
5/12/2025, 5:02:20 AM