見知らぬ世界

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#君の目を見つめると

最近、私の心はおかしい。

だって___。

「○○今日放課後どっか行かね〜?」

「○○君、私達とカフェ行こうよー?」

そんな人気者の彼にドキッとしてしまうからだ。

別に好きでもないのになぜこのような気持ちになるのだろうか。

そう考えてると何やら視線を感じる…。

え?

その視線の先には、彼がいた。

私は思わず視線を逸らす。

「気のせいだよね…?」

心臓がバクバクする。

私はもう一度彼の方へと視線を向ける。

「あ、気のせいか…!」

でも、なぜか

"君の目を見つめると、心臓の音がうるさいんだ"

すると、、

「あ…」

無意識に彼の方へ視線を向けているとそれに気付いた彼がこちらへ向かってくる。

そんな彼は皆んなに聞こえないくらいの小さな声で、

「今日の放課後空いてましたら、一緒に帰りませんか?」

と少し頬を赤らめながら私に言う。

「はい!」

私はそんな彼を見てクスッと微笑みながら言う。

色々な彼の表情を見れて嬉しかった。

「あー、、悪い。今日○○と帰るから一緒には帰れないわ。」

「えー、そっかー。楽しめよ!」

最初は人気者の彼と一緒に帰るのだから、それをみんなに言われたら、視線が……と、とても怖かった。

でもなぜかみんなはニヤニヤしながらこちらを見てくる。

疑問に思っていると、彼は近付いてくる。

そんな彼は私に対して、

「帰ろ!」

と無邪気に笑う。

そんな人気者の彼にドキッとしてしまう、

私のお話でした────。

4/6/2023, 12:22:30 PM