幸せになるための条件ってなあに?
君は、そう呟いた。
僕は、こう考えた。
幸せって、なんだろう。
本当は幸せの意味がわからないのに「コングラッチュレーション!!!」なんて小洒落た言い方をするあの人の、小洒落ていると思い込んでいるあの顔を、満面の笑みを、僕は嫌いじゃなかった。
幸せを幸せだと言い切り、幸せの幸せを祈るようなあの人を。
僕は違う、あの人じゃない。
幸せを疑い、正体を見つけられないままのこの僕を、君は自らが幸せになるための条件の中に入れてくれている。
ああ、僕は。
コングラッチュレーションなんて恥ずかしくて言えないけれど、僕の言葉でこう言うよ。
君が好きだよ、大好きだ。
幸せの条件でいられるような僕でいるよ。
「幸せに」
3/31/2026, 10:49:13 AM