22時17分

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寂しさを紛らわすために、僕はぬいぐるみを抱くことにしている。体長は130センチ。身体はふかふかで構成されている。

夜眠れない時、どうしてか眠剤が効かなかった時は、「眠れないよ〜」と抱きしめると、うとうとするように目がまどろんで、いつの間にか朝になる。

生息地がオフトゥンにいるから、休日の朝は、やけに弱い。あっ、今日は早起きしなくていい日だ。二度寝しよう。むぎゅう。

とした時にはすでに遅し。
完全に昼を回っている時間にタイムスリップ。
これを睡眠負債といって……などと、簡単に時間を奪ってくれる怠惰の神ならぬタイダリストなのだが、平日の睡眠不足を補ってくれるありがたい存在なのだと愛でている。

もう一眠りしよ、と軽く腕を預けると三度寝。
もう夕方に近い午後3時である。
流石にヤバいと思って、お引越しを頑張ることにした。
この太ったアザラシを隣の部屋に引っ越すことが、怠惰から逃れる術なのだ。
そうしたら全然眠くない。

12/20/2024, 9:42:13 AM