宝物
人から何か貰っても
人から好意を寄せられても
大きく感情を揺さぶられる事は無かった
そんな自分に薄情だなと思っても
特に変えれることでもないし、と割り切っていた
そんな僕があるプレゼントを貰った
いわゆる誕生日プレゼントだ
その中にはちょっとした小物と大きめな紙が1枚入っていたんだ。
その紙は友達が書いてくれた似顔絵と短めのメッセージが書かれていて、嬉しい気がした。
似顔絵を眺めたあとメッセージを読んでみる
こういう手紙やメッセージは自分が薄情と再認識するら、少し苦手だった。
それでも僕の為にわざわざ書いてくれた文章
ありがたく読んだ。
メッセージの内容は簡単に言えば
友達の、誕生日にあげたプレゼントが嬉しかった。
心がポカポカした。だからお返しね。誕生日おめでとう
という内容。
僕があげたプレゼントがプレゼント担って帰ってきた。
今まで無いほど心が *ポカポカ* した
嬉しかった。
ずっと悩んであげたプレゼント、
こうもはっきり褒められる事は初めてだった
伝えられなくても分かってた
でも、
伝えられる良さとは、こう言うことなのかもしれない
今でもそのプレゼント達は宝物だ。
11/20/2024, 4:59:23 PM