幼い頃に描いた夢が叶うのは、ほんの一握りだろう。
そして、年齢を重ねていくにつれて
「あの夢は不可能なんだ」と
次第に『現実』の重さがわかってくる。
だけど私は、年齢を重ねたことで『得意なこと』が
別にあるということがわかってきた。
勉強ができない。
運動が苦手。
人との良い関係性を築けない。
そのような悩みの中でも私はただ、ただ生きてきた。
そんな苦しいことばかりが人生ではない。
人から褒められたこと。
誰かに勧められた趣味。
それが突然変異で得意なこと、好きなことになり
やがて「それを活かしたい」と思うようになる。
私の半生はそうだった。
幼い頃は下手でも絵を描くのが好きだった。
だけど、小学生の頃に初めて描いた漫画は絵ではなく
漫画のストーリーのほうを「面白い」と言われた。
それ以来、小説のようなものを書いてネットに載せ
興味を持ってくれる人が増えていった。
それがやがて私の強みになり、生きる励みになった。
だからこそ、幼い頃の夢が叶えられそうになくても
嘆く必要はない。
きっと、誰にでも隠れた能力がある。
それを生かすか殺すか。
その使い方次第で暗かった部屋に
小さな灯りのスイッチを見つけられる。
5/10/2025, 1:09:23 AM