récit

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僕は大きな仕事を終え疲れ果てて帰宅した。シャワーを浴びビールを飲んですぐベッドに横になり深く眠った。
深夜息苦しさに目を覚ますとどこか自分の部屋ではない場所にいることに気づいた。ベッドがあるのは屋根のない外だ。空気が濃い。ここは古代の森の中だ。なぜかそうだとわかる。そして仰向けで見上げた枝の間から望む夜空の星の多さに驚かされた。こんな星空はプラネタリウムでも見たことがない。紛れもなく大昔の宇宙の空なのだ。この異質な空間に包まれたまま星空の下で再び眠りについた。

題「星空の下で」
☆マジックリアリズム風ソウサク

4/5/2024, 11:17:32 AM