XXXX年X月3日
霧の薄くなった時間をつき河の北側の探索を行う。
立ち並ぶ民家数軒を訪れたところ、一軒に診療所として使われていた形跡があった。
一階を診療所、二階を住宅として利用していたらしい。待合室、診察室、準備室、事務室、病室を兼ねた処置室らしき部屋が一つとあまり広くはない造りだ。
事務室には患者のカルテが保管されていたため、持参した機器でスキャニングを行った。詳しくは拠点に戻ってから検めることになるだろう。
病室には患者の私物と思わしきぬいぐるみがベッドの上で埃を被っていた。この子の持ち主は一体どこに行ってしまったのだろうか?
8/3/2024, 8:20:02 AM