願い事
短冊に書いた願い事が叶うなど、信じたことは一度もなかった。
多分、みんな知っている。
短冊に書いたところで叶うはずなどないと。
だから、子どもの頃は目標を書いていた。
目標なら、努力すれば手が届く。
努力すれば手が届くことを目標にしていた。
大人になると、目標を公開するのに抵抗を感じるようになった。
実に下世話な目標しかないからだ。
現実的でちっぽけで、人に聞かせるようなものではない。
だから大人はたいがい、自分で叶えることもできない、夢みたいなことを書く。
人の幸せや世の中の平和
を願ったりする。
それはつまり、大人になったということだと思う。
あー、ボーナス1桁ふえないかな。
7/7/2025, 12:52:13 PM