なぽりたん。

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 #13「幼少期の」


静かに微睡む視界に、ある風景が描かれる。
それは、忘れたいのに忘れられない、幼少期の自分だった。思い出すだけで苦しい。苦しい。息が詰まる。
脳裏に焼き付くように刻まれたその記憶は、実の親から浴びせられる罵声とともに。

今でも、夜もまともに眠れぬほどに、僕にはその過去がただただ恐ろしいのだ。


               お題:眠れないほど

12/5/2023, 12:52:40 PM