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小さい頃、お転婆だったから外で遊んでいた事が多くて壁に倒立する事が出来るくらい柔軟だった。
日差しが照りつけるからと、草むしりしていた父親から麦わら帽子をかぶらされた。
深い麦わら帽子を一生懸命見えるようにしたら、入道雲と青い空のコントラストが綺麗だったので見いっていた。
麦茶を飲みなさいという母親のサインを見て麦わら帽子を父親に返すと一目散にかけて母親に汗を拭かされ、手洗いとうがいしてから冷たい氷を入れた麦茶が入ったコップを手渡ししてくれた。
ごくごくと飲みきり、プハッと息ついた。

まだ日差しは強くある午後の遠い記憶。

8/11/2022, 12:45:26 PM