声が枯れるまで
毎年11月になると楽しみしていることがある。全国高校サッカー選手権の県予選をママ友と見に行くことだ。もちろん私たちの子供たちはとっくに高校を卒業していて、どの高校が優勝しても私には全く関係ない。でも、県予選の決勝戦だけは見に行きたい。
自分の出身高校や子供が通っていた高校が決勝にでも残れば応援団に混じって応援するが、そんなにサッカーで有名な校ではない。ただ、住んでいる地域はサッカーが盛んで、家の近くの高校は決勝に残ることがある。その時は、生徒さんたちに混じり、声が枯れるまで応援をする。
ボールを追いかけひたむきに走り、メンパーを信じてパスを出す選手たちの姿は、ああ青春。応援したくなるに決っている。
でも最近の子たちはそれだけではない。足技が得意なドリブラー。フリーキックはめちゃくちゃ曲がり、ゴールまでの距離はお構いなくボレーシュートを打つ。昔とはレベルが違う。
そんな見ごたえのある県予選を勝ち抜き全国大会に出場しても、1回戦を突破できない年が続いている。
サッカー好きとしては寂しい。
私が中学生のころは、サッカー王国などと言われていたが、今は南のほうの県や北関東あたり、何と言っても本州最北端の県にはなかなか勝つことができない。
全国のレベルが上がっている証拠だが、それでも自分の県には全国優勝してほしいもの。そのためにもまずは、県予選を勝ち抜き全国に行く学校を決めなければならない。
今年はどここ高校が県代表となるのか。ドキドキ、ワクワクの11月が始まる。
10/21/2024, 12:36:53 PM