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「行ってきます!」

そう言って始まった私の朝

毎日決まった時間に起きて
顔洗って朝食を食べて
バスに乗って学校に行って...

ほぼ毎日同じことを繰り返している私は
操り人形で他に操っている人がいるのでは?
と言うおかしな思考回路になっちゃうくらい
つまらなかった。

変わるのは
体育の点数と勝敗
次の授業の教科,
習う内容ぐらいだった。

「次の時間なんだっけ?」

「えーっと歴史」

「あーぁ歴史か」

「違うよ。それは次の次の時間じゃん。次は生物だよ。」

「あぁそうだったわ」

てかこの会話ってもう何回言った?
なんか違う世界行きたい
新鮮味がある生活をしたい

「ねぇ,何回もこの会話したから,
もう使い捨ての会話しよ笑」

「OK。あの電気なんかいいよね?笑」

「うん,そうだね笑
ねぇぇ,使い捨ての会話って言ったけどさ
使い捨ての会話ってムズすぎだね笑」

でも私はこんな馬鹿な会話をできるのが
幸せだったりする
今日あったことの話とか世の中の不満とか
ちっちゃい話だったり大きい話だったり
本当は少しこの時間が好きだったりする

自分に自信がないのに
「太ってる」とか「可愛くない」
とか友達に言われることがある。
ノリなのは分かってるけど
少しだけ苦しくなることがある
傷つかないように
「否定はしないわ」とか「可愛いだろ笑」とか
自分で盾を構えて守ってる

出来ることなら
世界的な天才になったりとか
国民的アイドルみたいに
みんなに愛されたりとかしてみたい

そんなことは出来ないってわかってるけど
でもそばに居てくれる貴方に
「ありがとう」を伝えたい。
どんなときもそばに居てくれてありがとう。

優しくしてくれて
笑わせてくれて
笑ってくれて
本当にありがとう

この溢れる気持ちを聞いてくれてありがとう

これだけは伝えたい。
どんなにつまんなく感じても
貴方を飽きた訳じゃないから
あなたと過ごす日々は最っ高に幸せだよ!!





─────『溢れる気持ち』

2/5/2023, 8:43:38 PM