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いつか君の流した涙が
熱に散り 雲に帰り 大地を潤し
やがて愛しい子の喉を刺す
甘い橙色になるように

身を裂くように響く声が
風となり 蝶を流し 種子を撒き
いつか晴れやかに笑う人の
両手を飾る花冠となるように 

優しい祈りが
例え残酷な絶望を経ても
いつか いつか光の射す
明日へ紛いなく続くように


‹終わりなき旅›

5/31/2024, 9:13:32 AM