「君を幸せにする」 大好きな彼からのその言葉に、私はゆるゆると首を振った。 彼は悲しそうな顔をした。「どうして」 絞り出したように彼が言った。 私はしまったと思い、慌てて言葉を口に出した。「ちがうの!ごめん、紛らわしいことして。」 不思議そうな顔をする彼が面白くて、少し笑いながら、続けた。 「私を幸せにしてくれるのはもちろん嬉しい。だけど、私だけじゃダメ。」「一緒に、幸せになろ?」
3/31/2024, 12:38:10 PM