霜月 朔(創作)

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きらめき



私はずっと、
絶望の中にいます。

血に塗れた手。
穢れた魂。
赦されない罪。
それは。
私が背負い続ける、
重たい重たい十字架。

死を選べるのなら、
どんなに、楽でしょう。

生きて行くことが、
唯一の贖罪ならば。
私は、どんなに辛くとも、
生きて行かねばならないのです。

絶望の中にあって。
それでも見付けた、
唯一の希望。
生命の煌めき。

貴方は、私の、
希望の煌めきなのです。

何も望みはしません。
こんなに罪深い私ですが、
其処に存在する貴方を、
見守る事が出来るなら。
…それが私の幸せです。

9/4/2024, 5:35:13 PM